自律神経免疫療法
自律神経免疫療法とは
自律神経免疫療法について、簡単に説明します。
自己治癒力を高める治療
自律神経のバランスが交感神経側に傾いている場合、ガンをはじめとした生活習慣病にかかりやすくなります。
交感神経優位の状態が続くと、血管が収縮して血流が悪くなる(虚血)うえ、増えすぎた顆粒球が放出する活性酸素で組織が破壊されます。虚血による血流障害が、高血圧、糖尿病、高脂血症、胃潰瘍などの生活習慣病を招きます。
また、リンパ球が減っているため、ガンの増殖を防げなくなる、ウイルスに感染しやすくなるといったことが起こります。
反対に、副交感神経優位の状態が続くと、アトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー性の病気にかかりやすくなります。血管が拡張した状態(うっ血)が続き、血液の流れが悪くなります。副交感神経優位が過度になった状態でストレスがかかると、ガンが発症する場合もあります。
このように、自律神経のバランスがどちらかに傾いた状態が続くと、病気を発症するのです。
自律神経免疫療法は、この自律神経のバランスを調整する体の働きを高める治療です。体に本来備わった「自己治癒力」(自分で治す力)を高めていきます。
全身にある治療点を刺激する
手足の爪の生え際には、井穴(せいけつ)という治療点があります。この井穴を、磁気針や鍼灸治療で使う毫鍼(ごうしん)、注射針などで刺激します。
井穴に加えて、「つむじ」から足先まで全身にある治療点を、同様に毫鍼や磁気針、注射針などで刺激します。全身にある治療点は、患者さんによって違いますし、同じ患者さんでも日によって違います。
磁気針の場合は、皮膚の表面を押すだけです。毫鍼と注射針の場合は、井穴はほんの1ミリ程度、その他の治療点は、部位によって違ってきますが、皮膚の表面を2〜4ミリ程度刺します。
多少は痛みを伴いますが、痛みも治療効果を上げる大切な要素です。
磁気針の場合は、血が出るようなことはありません。毫鍼の場合もほとんど血が出ることはありませんが、注射針を使うと井穴と頭部は少し血が出ることがあります。
治療効果を高めるために、お灸を行ったり、湯たんぽで体を温めたりする場合もあります。
3カ月おきくらいに行う血液検査(白血球像)で、自律神経のバランスの変化や治療効果を見ます。白血球像以外にも、病気に応じた項目を検査します。かかりつけ医で検査を行っていれば、新たに検査を行う必要はありません。
自律神経免疫療法は、全身の血流をよくしてうっ血や虚血を改善しますが、医師や鍼灸師による治療にすべてを任せているだけでは効果は持続しません。
自分で行う自律神経免疫療法を実践して、治療効果が持続するように努めてください。病気を治すのは、患者様自身なのです。
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